短歌同好会:2度目のオンライン歌会を開催しました。

前回の3月8日(月)は、仕事の関係で直前になって欠席してしまいましたので、今回の4月12日のオンライン歌会には出てみようと思い、仕事の合い間に自分の車中からですが参加しました。Wi-Fi環境にはないのですが、私の場合はスマホがデータ通信量に余裕のある契約タイプだったので2時間程度のZoomであれば心配をすることなく利用出来ました。

(ご参考)環境や時間帯で異なりますがおよそ1時間で600メガバイトを使用する[言い方を変えると1ギガバイトで約1時間40分Zoomに参加出来る]と言われています。

さて、当日ですが、既に詩吟同好会でZoomを体験済でもあることから私も含めて5名の会員が開始時刻の14時にスム-ズに参加出来ました。(当日ご家族の対応で急きょ不参加になられた方が1名いらっしゃったのは残念でした)

歌会はいつも通りに進行しました。月初に各自が頭を悩ませながら提出した2首をまとめた一覧(歌会の数日前に先生からメールで届いている)をもとに参加者が自分の歌を1首ずつ詠むと、直ぐに先生から他の参加者はコメントを求められます。その上で、先生がコメントも踏まえて添削して頂きました。

当日の様子を事例として私の歌で以下お伝えさせて頂きます。

私の元の歌:「夜あかり 隅田の川面に花びらが 桜木(さくら)の間からスカイツリー」

参加者Aさん:情景は分りますが下の句が今一つしっくりこないように思います。

参加者Bさん:隅田の川面と桜の木とスカイツリーとあれもこれも盛り過ぎのように感じます。

私(佐藤)  :私は川面に浮かぶ桜の花びらと川沿いに見事に並ぶ桜の木からそそり立つ東京スカイツリーに感動した情景をそのまま詠んだのですが・・・。

  石田先生   :私も目の付け所は良いと思います。但し、上の句の「花びら」の表現と下の句の「桜木の間」を「さくらの間」と詠ませることに違和感を持ちます。「花びら」は「花いかだ」にしてはどうでしょうか。また「桜木の間」は桜の花がたくさん咲いている上にスカイツリーが見える様子を訴えたいのですから、桜の花を波に例えて「桜の波間」にしてはどうでしょうか。また初句の「夜あかり」は「春の宵」とすると雰囲気が出ると思います。

添削後の歌:「春の宵 隅田の川面に花いかだ スカイツリーはさくらの波間」

なるほど、ここまでのレベルに到達したいなぁ~と、思える出来映えにして頂きました。

自分が日々の生活で感動したことを心にとめておくこと、その感動を頭を絞って三十一音の歌にまとめること、そしてその歌が助詞や言葉づかいや句の並びを置き換えることで韻律を伴ったより良い歌に仕立て上げられることを体験すること。前回の歌会の記事で石田先生が記述されたように短歌の作成はまさに「脳トレ」の連続です。

我が短歌同好会は某テレビ番組(短歌ではなく俳句ですが)のように面白く、しかも納得のいく気づきの世界観があります。皆さん短歌を始めたのはほぼ同じ時期です。

コロナ禍でもオンライン(Zoom)のお陰でいつでもどこでも参加出来ますし、コロナ前とほぼ変わらない月1回の活動が出来る貴重な同好会だと思います。未経験者大歓迎ですので是非興味のある方は代表(石田信二)又は世話役(続谷恵二)までお申出願います。

【 短歌同好会会員:佐藤悟 記 】

 

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