小袖会:初めてメンズ専科メンバーへの着付指導を行いました。

日比谷ビル6階の喜楽会室の利用制限が解除されたことから、小袖会として令和2年2月以来1年9カ月振りの着付教室を12月7日(火)13時~14時30分に再開しました。

再会の第1回目は、初めて小袖会メンズ専科のメンバーに対する着付け指導になりました。

と言いますのは、メンズ専科のメンバーには総会時に壇上で披露する浴衣の着装を簡単に指導する場しか設けていなかった為、近藤君子先生が正式に着物の着装を指導する必要性を感じていた為でした。

近藤先生より11月中旬にメンズ専科のメンバーに声をかけたところ、荒井正人さんお一人の申込みがありました。

荒井さんは20年前にお母様が作ってくれたウールの着物と兵児帯を持参されましたが、しつけ糸のままだったので、先生の用意した浴衣と着物と角帯での装着練習をして頂くことになりました。

なお、着物コンサルタントの資格を目指すうえで参考になることから、黒川勝江さんと私(高橋洋子)が指導助手として参加させて頂きました。

荒井さんは事前に男の着物と着付けの本を購入して少し勉強された様で呑み込みが早く助かりました。

最初の「破れ麻の葉」柄の浴衣は、腰紐の結び方と角帯の装着を教わりながら本人がほぼお一人で着られました。

次に「紬」の着物は、まず長襦袢を着てから腰紐を結び、それから長着を着てから再度腰紐を結び、最後に角帯を締めて完成となりましたが、浴衣より少し手間取っていらっしゃったようでした。

近藤先生いわく、男性の着付けで一番大事なのは腰紐の結び方だそうで荒井さんにも次回(12月14日)も復習に来られるようにお勧めしていました。

また、今回の角帯は「貝の口」と云う結び方でしたが、他にもいろいろな結び方があり、その他にも羽織の紐の結び方や履物の扱い方等男性の着付も奥が深いようです。お手伝いさせて頂いた二人にとりましても大変勉強になりました。

小袖会では、近藤先生が浴衣・着物一式および履物も全て喜楽会室に用意されていますので、着物の着付に興味のある方は是非近藤君子先生(Tel:090-8442-6709)までご連絡下さい。

【 小袖会 高橋洋子 記 】

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