マナビ塾:12月3日(日)「中山競馬場の楽しみ方」について学びました。

12月3日(日曜日)に12月のマナビ塾が開催されました。

講師は、茂呂育彦さん。現在ニッセイアセットマネジメントに勤務されている現役の方で、東京シティガイドの試験に合格され、東京観光のガイドの資格もお持ちの方です。

当日は、JR「下総中山駅」に15名の会員が集まり、茂呂講師をご紹介の後、本日のテーマである「中山競馬場」に行く前に、市川市中山の中心的存在である「中山法華経寺」にご案内いただきました。

駅から約10分のところにある同寺は鎌倉時代に創建(1260年)され日蓮宗総本山の名刹で、日蓮の「立正安国論」(国宝)の書跡を蔵しています。

参道から総門を経て、祖師堂、五重塔、中山大仏などを巡り、本殿に上がらせていただき奥の鬼子母神をお参りしました。法華経寺塔頭の鬼子母神は、台東区入谷、豊島区雑司ヶ谷の鬼子母神と並び江戸三大鬼子母神と言われています。これから競馬場でのよしなしごとを考えて、皆さんは精進を誓われたはずです。

法華経寺から徒歩で競馬場へ行くこともできるのですが、この日はもう一度下総中山駅まで戻り、西船橋駅を経由して、中山競馬場の最寄りの駅である「船橋法典駅」に行きました。

船橋法典駅から競馬場へは、来場者専用の場内直通地下道があり、動く歩道が一部に設置されております。地下道の左右の壁には、中山競馬場で開催される有名なレースである「有馬記念」と「皐月(さつき)賞」の優勝馬が年次順にパネル展示がされています。参加の皆さんは、思い出を辿りながら馬名を辿っておられました。

さて、いよいよ競馬場内に入りました。地下1階の北フードコートの前で、茂呂さんから、競馬場備え付けの「カンタン!馬券購入ガイド」と「2023.12.3レーシング・プログラム」が配られました。

競馬初心者がほとんどなので、「馬券購入ガイド」に基づき、まずは1頭を当てる「単勝(1着の馬)」と「複勝(3着までに入る馬)」の買い方、次に1着と2着の組合せを当てる「馬連(1着・2着の順位は関係なし)」の買い方について説明頂きました。

次に直後に始まる第6レース(12時55分発走)について「レーシング・プログラム」を開かせた上で、場内のモニターに直前の人気順位が表示されることと、そのN0.1~No.5までの具体的な馬名を教えて頂き、「単勝」と「複勝」を買うことを勧められました。

馬券(正式には「勝ち馬投票券」)はマークシートに記入して買うので、記入方法についても説明頂きました。投票機に向かい、お金とマークシートを差し入れると、馬券がいよいよ発券されました。馬券を始めて購入する方が大半でしたので、最低単位の100円で投票された方が多かったようです。

第6レースの後は、各自フードコートで昼食を取りながら、第7(13時25分発走)・第8(13時55分発走)・第9(14時30分発走)レースの馬券を自分なりに選んで購入することになりました。(経験者は4レース、初心者は2レースが多かったようです。)一部の方は、「馬連」を特定の馬を中心に複数の組合せで買う「軸流し」にも挑戦されていました。

合間に折角競馬場に来ているというので、本馬場に出てレースを鑑賞しました。ゴールの前後にはハイビジョン対応の2面のマルチターフビジョンがあり、広大な馬場のどこを馬が走っているのかわからなくても、このビジョンで大写しされた馬を常に見ることができます。

ゴール近くでの競走馬の疾走する姿に、そしてその迫力とスピードに、感動をされた方が多かったようです。時速60kmを超えるスピードで駆け抜けていくのを直に見ると、その感はさらに強まったことと思います。

中山競馬場は年に数回の競馬を開催していますが、今回は前日に開催が始まったところで、あまり多くの観衆ではなかったです。当日は同時開催の中京競馬場(名古屋)でグレードⅠのレースがあり、有名な騎手は中京に行っている人が多いためだったかもしれませんね。ただし、今月の24日には「有馬記念」のレースが当競馬場で行われ、大ぜいの観衆が来ると予想されます。

中山競馬場は昭和2年(1927年)に現在の場所に移転したもので、あと5年で100周年となるとのこと。競馬ファンなら誰もが知っている、中山の急坂がゴール前180mほど手前から2m強の登り勾配であり、ゴール前の逆転劇につながると評判です。それを目の当たりにして感動の至りでした。

4レースほどの競馬実地体験ののち、競馬場を後にしました。馬券の初心者の方で勝った方(回収金がプラス)もおられたようです。すごいですね。

有志の方々は西船橋駅前で反省会をして帰途につきました。長時間のご案内・ご指導頂いた茂呂さんには心より感謝申し上げます。

次回のマナビ塾は令和6年1月26日(金曜日)13時30分から日生日比谷ビル 6階の喜楽会室で、内藤講師(千代田G)の伝統芸能“大江戸たますだれ”を体験しよう!」です。多数のご参加をお待ちしております。(「大江戸だより第27号」の27ページのマナビ塾スケジュール一覧にて1月の講座が1月25日(木)になっていますが26日(金)に変更になっていますのでご注意下さい。)

【 マナビ塾世話人 続谷恵二 記 】

マナビ塾:12月3日(日)「中山競馬場の楽しみ方」について学びました。” に対して2件のコメントがあります。

  1. 栗原麗子 より:

    競馬場のワクワクドキドキな雰囲気が伝わってまいりました!
    疾走する馬って宙を飛んでるみたいなのでしょうか。やっぱり馬券を買って見たかったです。

  2. 成澤節子 より:

    競馬場の入口に繋がる地下の動く歩道と平行に歴代の優勝馬の写真がずらりと飾られ、知ってる馬を探すことから楽しめました。
    広い競馬場は、近代的な建物の中にあり、よく整備されていて想像していた以上に綺麗でした。
    パドックでは、間近にお馬さん達に逢えて、ここで、毛艶は?気合いは?等各お馬さんの直前の状態を予想に生かしているとのご説明にも納得しました。
    観戦した所がゴール近くだったので、目いっぱい走り終えたお馬さん達の姿が感動的でした。
    買った馬券は残念ながらはずれてしまいましたが、何十年ぶりかで味わったスリルはとても良い思い出になりました。
    企画下さったマナビ塾のスタッフの皆様に感謝の一日でした。ありがとうございました。

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