ハイキング同好会:12月14日(木)亀戸中央公園のサザンカ鑑賞と忘年会を開催しました。

12月14日(木)AM10時にJR総武線の亀戸駅北口に24名が集まり、すぐ横にある東武亀戸線の亀戸駅より一つ先の亀戸水神駅に電車で移動しました。

同駅から4分程で亀戸中央公園のC地区にあるサービスセンターの前に着きました。既に本日の「サザンカ鑑賞ガイド」をご担当頂く埼玉県森林インストラクターの二宮先生が待機されていて、我々が着くと配布資料「サザンカ鑑賞の豆知識」にて、早速ミニ講習会が始まりました。

サザンカは、①日本固有種で元々は九州・四国等暖かい地域が北限で特に寒さに強くなく、②原種は白花の五弁で弁と弁の隙間が多く鑑賞価値は低かったが、江戸時代にツバキとの交雑により園芸品種が多く作出されたとのこと。

種類は、①サザンカ群<自生種に近い、花は一重か二重、雄しべは花弁に変化しない、10月~12月に咲く>と②カンツバキ群<カンツバキが元、花は雄しべが弁化し八重咲や獅子咲の華やかな品種が多い、11月~3月に咲く>、③ハルサザンカ群<ヤブツバキとの自然交雑種、花は一重から八重・千重咲まである、12月~4月に咲く>の3つがあるとのこと。なお、カンツバキのように名前にツバキと付くものもあるが、散る時にツバキとは異なり花弁がバラバラになる等サザンカの性質が見られるとのこと。

さて、講習が終わると、いよいよ二宮先生のガイドでC地区内のサザンカを鑑賞しながらの散策が始まりました。まずは、テニスコートの横に密集しているサザンカです。薄いピンクの「昭和の栄」と濃いピンクの「立(タチ)寒椿」と周りがわずかにピンクに染まった白い「初光」を教えて頂きました。「いずれもカンツバキ群なので雄しべが花弁化し八重咲になっています。ツバキと名前が付いてますが地面を見たら分かるように花弁が一杯散っています。」との説明に思わずうなずいてしまいました。

テニスコートの角を曲がったところは、写真スポットでした。真っ白な「富士の峰」と薄いピンクの「昭和の栄」が見事に並んで咲いていたので、皆さん写真を撮られていました。また、本数は少ないものの濃厚なピンクの「星飛竜」や白地に淡紅色の点が広がった花弁の「旭(アサヒ)」、白い花弁に蕾が紅色の「想夫恋(ソウフレン)」も木を教えて頂き、それぞれでも写真を撮られていました。それにしても名前が洒落ていますね。

JR総武線の線路の下を通り抜けるとB地区に入ります。こちらはC地区ほど密集したサザンカは少ないものの珍しい「見驚(ケンキョウ)」を見ることが出来ました。サザンカ群(自生種系)のサザンカとのことで一重の花弁は白く、黄色の雄しべが目立ちました。

しかしこのB地区で目立つのは黄葉期を迎えた大きなイチョウの木とメタセコイヤの木でした。二宮先生もそこはよくご存じで「イチョウには幹や枝に耐火性があるので街路樹に植えられることが多い。メタセコイアは“生きた化石”とも言われ70年前に中国四川省で発見されたものが、全世界に広がった。」等の説明をして頂いた上で、イチョウの木の前での皆さんの撮影時間を設けて頂きました。

B地区の後は、道路を挟んだ反対側にあるA地区に移動しました。こちらでは前述の「立寒椿」や「想夫恋」等の他に珍しい「蜀紅錦(ショッコウニシキ)」があるとのことでしたが残念ながらまだ咲いてませんでした。代わりにきれいに紅葉した「イロハモミジ」を鑑賞することが出来ました。

以上で二宮先生のガイドが終了しましたが、毎年11月に同公園で「サザンカ・ガイドツアー」を担当されているだけあって、サザンカ以外のことも含めて分かりやすくご説明頂いたので、皆さん約2時間の散策を十分に楽しめたのではないかと思います。

その後、我々は再び東武亀戸線の電車で亀戸駅に戻り、PM1時からの忘年会の為にJR総武線の電車に乗り「両国」へ移動しました。

忘年会の会場は、昨年も利用した「ちゃんこ霧島・江戸NOREN店」で、午前中の参加者24名の他に新たに3名の方が加わって27名で開始しました。

最初に成田代表より「東京都支部単独で運営する体制になって2年経ったが、既会員のお誘いやHPのPRのお陰で順調に会員が増え、70名となったことに感謝しています。」との開会挨拶をして頂き、続いて続谷委員長より「支部の中でも大きな影響力をもった同好会になりつつあるのでますますの発展を期待してます。」とのお言葉を添えて乾杯のご発声をして頂きました。

元々、座席は自由ですが、美味しいちゃんこ鍋を食べ、アルコールも入ってくると、席を移動する方も増えるので、更にグループの垣根を超えた交流が深まって行くのがこの同好会の良さだと思います。

終了予定のPM3時となり、最後に世話役の私(薮内)より閉会挨拶として「令和6年度のハイキングも3月末のお花見からスタートした後は、6月~12月に毎月実施する予定です。喜楽会会員でなくても結構ですのでご友人をお誘い下さい。」旨のお知らせとお願いをして解散しました。(なお、解散後に10名程のメンバーが近くのカラオケに行かれたようです。)

令和6年度の行き先と日程は、3月発行の「大江戸だより第28号」にてお知らせする予定ですので楽しみにお待ち願います。但し、3月末のお花見につきましては、2月中にHPにてご案内いたしますのでご注意下さい。(既会員でグループLINE「ハイキング同好会メンバー」に加入されている方には、LINEにてもご連絡いたします。)

【 ハイキング同好会世話役 薮内 滋 記 】

ハイキング同好会:12月14日(木)亀戸中央公園のサザンカ鑑賞と忘年会を開催しました。” に対して3件のコメントがあります。

  1. 成澤節子 より:

    ハイキング日和の中、ゆったりと様々なサザンカの花々とまっ黄色に染まった雄大な木々に感動しました。
    ガイドさんの説明を聴きサザンカについての知識も増やすことが出来ました。
    又、散策後の忘年会はひときわにぎわいを増し、Gの垣根を超えた親睦の時間を過ごせました。
    それらをHPに掲載された沢山の写真から思い起こしています。
    ハイキング同好会あっぱれです!会長の成田さん、世話役の藪内さん・鍛さん・続谷さんに感謝の拍手を心からお送りします。
    ありがとうございました。来年度も宜しく! 

  2. 中富 洋子 より:

    ハイキング同好会に参加された皆様
    世話役 薮内 滋 様

    サザンカ鑑賞と、ちゃんこ霧島の忘年会、とても楽しく拝見しました。
    広い園内を「サザンカガイドツアー」その道のスペシャリストから説明を受け、
    2時間羨ましい時間を過ごされましたね。
    イチョウ・メタセコイアをバックのお写真もいいね!です。

    しばらく封印されていたちゃんこ鍋の解禁、気の合った仲間同士ならではの忘年会、
    70人大所帯の同好会、存じ上げたお顔も見え、私も「あっぱれ ! 3っ」です。

    「ハイキング同好会」今年も閲覧同行?! 楽しませていただきました。
    来年3月のお花見同好会、寒い季節が終わればすぐですね。
    どうぞよいお年をお迎えください。

    中富 洋子(石川)

  3. 薮内 滋 より:

    石川県支部
     中富副委員長(HP担当)様

    いつもながら温かくユーモアのあるメッセージを有難うございます。また、「閲覧同行」の言葉にはハイキング同好会世話役として感激致しました。

    さて、今回の亀戸中央公園の記事にテニスコートが出てきますが、実はそのコートは、私が毎週金曜日にテニスをやっているサークルが利用しているコートなのです。
    今回のサザンカ鑑賞を思いついたのも毎年11月~12月に綺麗な花を咲かせているのを見ていたからですが、当初の計画ではガイドさんは付けておらず、たまたま公園のサービスセンターでコートの予約金を払う際に「サザンカ・ガイドツアー」のビラを見つけ、受付の方に「有料で構わないので我々の為だけにガイドさんを頼めないか」と確認したところ、今回の二宮先生に交渉頂きOKとなった次第です。
    当初案通りガイドなしでサザンカ鑑賞していたら、樹の下の名札で名前を読み上げて、後は写真撮影するだけで終わっていたと思いますが、終了後のアンケートで参加者の多くから二宮先生の説明を高評価頂きましたので、主催者として本当に良かったと思いました。
    なお、年度末最後となるのでアンケートでは、ハイキングの参加目的で何を重視するかの質問(複数回答可)をしていますが、23名からの回収結果で「歩くことで脚を鍛えたい」の15名を押さえて、「知識を広げたい」が17名で1位でしたので、その観点からも良かったように思います。(ちなみに「話題のスポットに行きたい」も15名でした。)

    石川県支部さんの「ふるさと再発見同好会」の記事を私も「閲覧同行」させて頂きたいと思います。
    どうぞ良いお年をお迎え願います。

      薮内 滋

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