短歌同好会:オンライン歌会を開催しました

短歌同好会はコロナ禍の中で喜楽会室で行っていた毎月の歌会が開催できなくなったことから10月より通信歌会を行っていましたが、指導役の私のところに会員から2~3首提出してもらった歌を私が推敲してお一人お一人にお返しするにとどまり、歌会のように全員で他の方の歌を評価するプロセスがないため会員の技量研鑽面からやや物足りなさを感じていました。

そのような中でホームページで他の同好会でZoomを利用したオンラインの親睦会やミーティングを開催している記事を見て、世話役の続谷さんともご相談して短歌同好会としてオンライン歌会を実施することを決めました。

2月初めに日程を決めた上で会員に月末〆切で歌を提出頂き、いよいよ3月8日(月)午後2時よりZoomによる初めてのオンライン歌会を開催しました。

当日は、入院中の方とお仕事の関係で急きょ参加出来なかった方の2名の会員を除く5名の会員とZoomミーティングのホスト役である支部事務局の薮内さんを加えた6名が参加しました。

オンラインの特徴になるのだと思いますがお一人お一人の発言をリアルの歌会以上に集中して聴けるような気がしました。また画面共有機能を使用して各人の歌を画面一杯に映し出せるのも良かったように思います。コロナ禍が感染が収まらないようであれば、これからもオンライン歌会の開催をを続けたいと思います。

折角の機会なので、以下、我々の同好会のPRを兼ねてほんの少し当日の歌会の様子を再現させて頂きます。

私:「〇〇さん、△△さんのこの歌をどう思われますか」

○○さん:「この歌は△△さんが伊香保に行かれ、観光客の少ない石段街と乗客の少ない巡回バスを情景に入れることで、コロナ禍で賑わいをなくした観光地を寂しく思う気持ちが伝わる良い歌だと思います」

私:「初句の『石段街に』は字余りになりますが『石段に』ではどうですか」

△△さん:「伊香保は石段街が有名なので入れたのですが」

私:「第2句の『人影まばらの温泉地』を『人影まばらの伊香保の湯』にしてはどうですか」

△△さん:「それならば『石段に』でも良いと思います」

このように短歌は言葉の韻を大事にしつつ、言葉を並べ替えたり、他の言葉を当てはめたりして推敲することが最大の楽しみだと思います。まさに「脳トレーニング」になりますので関心のある方は是非歌会にご参加下さいご参加下さい。初心者も大歓迎です。

【 短歌同好会代表: 石田信二 記 】

 

短歌同好会:オンライン歌会を開催しました” に対して1件のコメントがあります。

  1. 大杉富士子 より:

    初めて参加した「オンライン歌会」は日比谷ビルの喜楽会室でやっていた「リアル歌会」とは異なり一人一人の発言により傾聴出来たように思います。楽しかったです!石田先生も遠く(小山)からの移動時間がカットされるので良かったのではないでしょうか。是非次回も開催して下さい。
    さて、ついでながら今回利用したZoomについて米寿を迎えた私が生意気のようですが所感を述べさせて頂きます。
    今回のZoomによる「オンライン歌会」は、正直なところ始まるまで自宅で一人で参加出来るか心配でした。
    しかしながら、事前に薮内さんからスマホの操作手順を示した10数枚の画面写真(スクリーンショットと言うそうです)からなる教材を提供頂いていたので、タップするボタンや数字を入力する欄を迷うことなくスムーズに開始時刻前に参加することが出来ました。
    私は東京都喜楽会の会員(約850名)の中では恐らくスマホでZoomを利用できる最高齢者ではないかと思います。
    そんな私が皆さんにひとこと言わせて頂きます。高齢を理由にZoom利用を諦めないで下さい!
    確かに小さなスマホの操作を覚えるのは大変です。教わってもすぐに忘れます。
    私も1月にお誘い頂いた他の同好会の「オンライン飲み会」に一人だけ開始時刻を過ぎても参加出来ず結局参加を諦めた悔しい思いもしています。
    でもコロナ禍にあって、多くの仲間と顔を合わせて話が出来る喜びは大変大きなものがあります。
    せっかく持っているスマホでZoomを利用しないのはもったいないです。
    一度成功すれば次からは大変楽です。8日のオンライン歌会の後には17日の支部幹事会もオンラインで参加しました。この後は2回目のオンライン歌会はもちろんのことオンラインカラオケにも挑戦してみたいと考えています。
    いつまでコロナが続くか分かりませんがオンラインで仲間との絆を維持して行きたいと思っています。

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