ハイキング同好会:9月27日(火)「戸定邸・庭園」見学に行って来ました。

9月27日(火)松戸駅に集合時刻の13時15分に参加申込頂いた25名の方々が集合頂きました。(当日欠席2名)

出発前に世話役の薮内さんより、「戸定邸」の案内が通常のボランティアガイドではなく、「戸定歴史館」の名誉館長の齋藤洋一氏にしてもらえることになったこと及び同氏が大河ドラマ「青天を衝け」の時代考証に協力された方であることを資料を元に説明して頂きました。

「戸定邸」には徒歩12分程で到着し、「戸定邸」の内部の中で一番広い表座敷棟に全員が集められ、齋藤名誉館長による貴重な説明がありました。いくつかご紹介しましょう。

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・表座敷は、お客様を迎える部屋で、座った視線で外を眺めると徳川昭武がこだわった美しい庭園が楽しめること。

・具体例として、標高25mの高台にあるため、右手に見える富士山や江戸川がより美しく見えるように樹木の種類や位置と高さが計算されていること。また、正面に見える西洋風の芝生は西洋の庭には見られない左右非対称に巨木(コウヤマキ)を植え日本独自の美意識を表していること。

・現在の庭は、明治時代の航空写真等を元に木の1本1本の位置まで測って復元したものであること。また、樹木が大きくならないようにうまく剪定をほどこしていること。

・邸宅の建て方においても昭武の考えが反映しており、身分の上下を気にせずに座ってもらうため床の間に段差を設けてないこと。また、邸宅の木材には、最高品質の杉が多く使われていながら極力飾りを少なくしていること。

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20分ほどのご説明でしたが、パンフレットにも載っていない興味深いお話で皆さん満足されたのではないでしょうか。

齋藤名誉館長のお話の後、表座敷棟以外の他の座敷棟を配布された館内の説明書を見ながら個々人で回りました。

写真は、丸窓が設けられた昭武の生母の秋庭の部屋である“離れ座敷”と三つ葉葵の紋のついた長持が収納されている“内蔵”です。

「戸定邸」の内部見学を終えた後は、外から「戸定邸」の建物と芝生の庭園を覗くことが出来ました。

また、「戸定邸」の奥にある「東屋庭園」では、木立の間から「戸定邸」の建物全体を眺めることが出来ました。更に東屋から見える江戸川と東京外環自動車道の景観も見事でした。

「戸定邸」の見学を終えた後は、徒歩10分のところにある「松戸神社」を参拝しました。

松戸の総鎮守であるだけに境内には川が流れ橋も設けられた立派な神社でした。女性宇宙飛行士の山崎直子さんが、宇宙ステーションに乗り込む際に当神社の四神のお守りを携え、無事に帰還されたことでも有名になったそうです。

15時15分、当神社でハイキングとしては、解散となりましたが、終了後に希望者を募って駅までの帰り道にある「サイゼリヤ」をご紹介しましたところ、16名もの方がご参加頂くことになりました。

コロナ感染が十分に収まったとは言えない状況の中で懇親会としては運営出来ませんでしたが、写真の笑顔の通り、参加された皆さん方はグループの垣根を越えて久しぶりの会話を楽しまれていたように思われます。

今回は、初めての参加者が8名もいらっしゃいました。主催者として大変喜んでおります。

「大江戸だより第25号」の20ページに掲載の通り、この後もハイキングは12月まで毎月企画しています。初めての方大歓迎ですので是非ご参加願います。

【 ハイキング同好会代表 成田陽子 記 】

 

ハイキング同好会:9月27日(火)「戸定邸・庭園」見学に行って来ました。” に対して1件のコメントがあります。

  1. 菅谷英逸 より:

    成田陽子様
    9/27松戸の、「戸定邸見学記」拝見いたしました。
    新規参加者8名を加え25名の参加との事、立派でしたね。
    私も部外参加の組でしたが当日の「戸定邸」の案内が通常のボランティアガイドではなく、「戸定歴史館」の名誉館長の齋藤洋一氏にしてもらえた事、及び同氏が大河ドラマ「青天を衝け」の時代考証に協力された方であることを知り嬉しかったです。
    又「戸定邸」の主は「徳川昭武」 最後の将軍「徳川慶喜」の弟で水戸藩最後の11代藩主との説明を聞き、その後屋敷内を見学しながら往時を偲ぶ事ができました。
    その後女性宇宙飛行士の山崎直子さんが、宇宙ステーションに乗り込む際に参拝された松戸総鎮守の「松戸神社」も見学でき感慨一入でした。
    そして当日最後の打ち上げに16名もの多数参加された由良かったですね。
    私は打ち上げには所要があって参加せず直帰した事が残念でした。
    何時もながら詳細な見学記録感服です。
    今後とも機会あれば当主催のハイキングに極力参加したいと思っております。
    ご活躍を祈念いたします。

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