ハイキング同好会:9月16日(水)等々力渓谷公園散策に行ってきました

9月のハイキングは、武蔵野台地の南端を谷沢川が侵食してできた、23区内唯一の渓谷である「等々力渓谷」の散策と、そこに隣接する「玉川野毛町公園」の中の古墳見学です。

階段も多い中で足元が滑らないか心配していましたが、皆さん揃って無事に約3キロの工程を歩くことが出来ました。

集合場所は東急大井町線「等々力駅」南口で、当日は朝からの雨でしたが、集合時刻の10時45分までには27名(1名当日キャンセル)にお集まりいただきました。幹事より資料として、「等々力渓谷」と「野毛大塚古墳」のパンフレットのコピーと参加者名簿が、雨に濡れないようファイルに入れて配られました。

駅から徒歩3分ほどの渓谷の入り口でもある「ゴルフ橋」に移動し、案内版の前で藪内さんより散策の道順等の説明がありました。「ゴルフ橋」の名前は、昭和の初め頃、東急電鉄が開発した約8ヘクタールの広大なゴルフ場があったことに由来するそうです。

さっそく2班に分かれて、谷沢川に架かる「ゴルフ橋」脇の階段を下り、雨に濡れる足元に気を付けながら下流に向かって川沿いの遊歩道を進んで行きました。

渓谷なので夏場は体感温度がぐっと下がり、都会にあって気軽に避暑に訪れることができる人気のスポットですが、この日は観光客が少なく細い遊歩道もゆったりと歩くことが出来ました。

環状8号線が走る大きな「玉沢橋」の下を抜けると左手に「等々力渓谷3号横穴」の案内表示があり、遊歩道にかかる橋を渡ると反対側に7世紀頃の横穴墓の中でも典型的な形態を留めていると言われる「3号横穴」を見学しました。

また遊歩道に戻りしばらくすると、左手に「利剣の橋」と言う橋があり、それを渡ると「不動の滝」が表れます。古来から瀧に打たれ行をする人が訪れているとのことで、この瀧の響く音が、「等々力」の地名の由来という言い伝えがあります。今もなお神聖な場所として続いています。

滝の横にある急な階段を上がると「等々力不動尊」に着きますが、傘をさしながら雨に濡れた石段を昇るので、階段下で休憩をして待つ方々と分かれました。

「等々力不動尊」は平安時代末に真言宗中興の祖、興教大師覚鑁上人が開かれた霊場で等々力の「お不動様」として親しまれています。各自御参りをし、足元に気を付けながら階段を降りました。

なお、個人(金子)的にも、「等々力不動尊」の展望台からの渓谷の眺めは、春は桜、秋は紅葉が素晴らしいので是非とも皆さんには改めて時期を変えて訪れていただきたいと思っています。⇒ちなみに本部喜楽会の東京都支部紹介ページの「自由投稿箱」の2021年12月1日付で紅葉の時期に等々力渓谷を訪れた際の様子を写真と共に個人投稿していますのでよろしければご覧ください。

拝観後、遊歩道を再び戻り、三号横穴の真向かいにある長い階段を上ると、「玉川野毛町公園」(東京都指定史跡)の入り口がありました。

同公園は、かつて国土交通省の官舎があったそうです。拡張事業が進んでおり、従来の「古墳エリア」と「テニスコート」のあるエリアの隣に、直前の7月18日に「みどりのエリア」が開園したばかりで、8月末までオープニング企画が催されて賑わっていたとのことです。

広い公園内を5分程行ったところにある真新しい「パークデザインセンター」(公園管理センター)に入り、しばし椅子に座って休憩した後、ボランティアのガイドさんから立派なカラー刷りの古墳のパンフレットが配られて説明が始まりました。

5千分の1の立体地形模型(野毛大塚古墳と等々力渓谷を中心とし、多摩川・谷沢川・丸子川などの河川が立体的に造られている)を前にした説明では、ガイドさんの幼少期の遊び場所や当時の様子も交えて、地形や古墳のお話をしてくださいました。

世田谷区・太田区の川沿いには野毛大塚古墳群や田園調布古墳群があるとのことで皆さんビックリしました。

次に建物を出ていよいよ実際に「野毛大塚古墳」へと向かいました。古墳の横にある説明版でガイドを受けた後、皆で後円墳の頂上に上がりました。

そこには4つの埋葬施設があり、中央には、古墳を築造した人物の棺で、長さ8メートルの木棺の棺に葬られていて、甲冑や刀剣などの武器・武具をはじめ、銅鏡や玉類などが副葬品として納められていたそうです。

調査の結果、副葬品には当時の最先端技術を駆使して作られた武器・武具が多数含まれており、畿内政権(和泉河内の大王)との密接な関係を伺わせるもので国の重要文化財に指定されたそうです。

壮大な歴史ロマンの感動を胸に「野毛大塚古墳」を後にして、再び「等々力渓谷」に入り、遊歩道を歩いて「等々力駅」に13時に着き、本日のハイキングとしては終了となりました。

この後の懇親会は希望者制でしたが、皆さん参加希望だったので全員で揃って東急大井町線の電車に乗り、3つ先の「自由が丘駅」に移動しました。

お店は、今年度の「目黒川のお花見」の懇親会でも利用した「ラパウザ」でした。この日もソフトドリンク飲み放題で美味しいイタリアンを食べながら適度にアルコールも入って、楽しいお喋りで多いに盛り上がりました。

次回のハイキング同好会は、10月13日(火)「江の島散策」ですが、参加募集人数35名に対してまだ若干余裕がありますので、参加希望の方はお世話役の薮内さん、またはお知り合いのグループラインを通じてお知らせ頂けますようにお願いします。

【 ハイキング同好会幹事  金子 恵 】

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